朗読で聴く『チャタレー夫人の恋人』
2015年4月25日(第4土曜日)から月一回「ひとり朗読」は
全19章を読み切って終了しました。ありがとうございました。
★会場:北区ココキタ・スタジオ.13:30開場 14:00開演(休憩15分)
★入場券 @¥1,000.-
★ご参照用プリントなども会場でお渡しします。お気軽にお出でください。
お問い合わせは⇒roundabout939@gmail.com
第1回: 2015年4月25日(土) 第1章&第2章←終了しました。
第2回: 2015年5月30日(土) 第3章&第4章←終了しました。
第3回: 2015年6月20日(土) 第5章&第6章←終了しました。
第4回: 2015年7月25日(土) 第7章&第8章←終了しました。
第5回: 2015年9月19日(土) 第9章&第10章・前半←終了しました。
第6回: 2015年10月31日(土) 第10章・後半&第11章←終了しました。
第7回: 2015年11月28日(土) 第12章&・第13章←終了しました。
第8回: 2016年1月30日(土) 第14章&・第15章←終了しました。
第9回: 2016年2月27日(土) 第16章&・第17章←終了しました。
第10回: 2016年3月19日(土) 第18章&・第19章←終了しました。
★2016年3月19日を以って終わりました。
朗読教室「豊島」を今後もどうぞよろしく
お願い申し上げます。
朗読者・千田るみ子
アクセス①JR王子駅/地下鉄南北線王子駅/都電荒川線王子駅下車・駅前から都バス王57系統
「豊島5丁団地行」豊島6丁目又は5丁目下車/徒歩3分.
アクセス②JR池袋駅東口から都バス王40/王55系統「西新井行」約30分・
豊島6丁目又は5丁目下車/徒歩5分.
アクセス③都営三田線・西巣鴨駅から都バス「王40/王55系統・西新井行」約25分・
豊島6丁目又は5丁目下車/徒歩5分.
アクセス④JR赤羽駅東口から都バス王57系統「豊島5丁目団地行」約30分・
豊島6丁目下車又は5丁目/徒歩5分.
この作品につて「訳者解説」から要点を少しご紹介します。
作者D.H. ロレンスの出身国イギリスでは1928年出版直後から、性描写が露骨過ぎると言う理由で非難轟轟!削除版のみが出版を許され1960年になってやっと無削除版が出版されました。日本では1950年に完全訳が出版されたものの「チャタレー裁判」が1951から57年に及び訳者と出版社敗訴、1973年まで完全訳は出ませんでした。
この作品は第一次世界大戦の悲劇を描くと同時にイギリスの階級社会批判の書でありながら、ロレンスの性描写が当時の人々にとっては“過激”と捉えられた為でしょう。また妻フリーダがドイツ人だっため第一次世界大戦中(1914-1918)にスパイ容疑をかけられ本国を追われたロレンスは、フリーダと共にイタリア・オーストラリア・アメリカ・メキシコなどを転々としている間に病気が進行し一旦イタリアに戻りましたが終焉の地は南フランスのヴァンスという小さな町でした。皮肉なことに20世紀末から21世紀にかけて、ロレンスの作品群がケンブリッジ大学の名を冠して出版され続けています。
日本ではこの作品を全章公開朗読した例を今日でも聞き及びません。『チャタレー夫人の恋人』には放送禁止用語がそちらこちらに出てくるからでしょう。読むこと自体が冒険的試みにならざるを得ません。その冒険に敢えて挑む「ひとり朗読」です。日本語版はロレンス研究者・翻訳者として英文学界ではその名を知られた慶應義塾大学法学部教授・武藤浩史氏の翻訳に依ります。この朗読公演は武藤教授のお許しを得ております事を念のために申し添えます。
みなさま、どうぞこの機会に『チャタレー夫人の恋人』を朗読でお楽しみください。2015/4月から毎回2章ずつ読み継ぎ19章読破を目指すマラソンのような長期朗読です。皆様のご来場を心よりお待ち致しております。
朗読者:千田るみ子
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